撮影日時:2013年6月7日金曜日 10:14 エル14才(闘病6年目)
通院の2日後、僕の不注意で最悪の事態を招いてしまった。
大腿骨骨折である。
床ずれ防止のため2〜3時間ごとに(夜中も)寝返りを打たせていた。
大型犬を仰向けにしてひっくり返す方法は、胃捻転のリスクがある。
手足を折り畳んで伏せの状態にしてから反転させた方がいい。
しかしエルは手足が硬直して曲げられなかった。
そのため、ゆっくり仰向けにしてひっくり返す方法を取っていた。
毎日の介護もやることが多くなるとだんだん雑になる。
エルの後脚に水が溜まり重くなっていることに僕は気が回らなかった。
前脚と体を支え仰向けにした時、重くなった後脚が残り体がねじれた。
グキッ!と鈍い音がした。
しまった!やってしまった。大腿骨骨折には気をつけてたのに。
エルはギョッとしたような表情をしたが何も言わない。
その後も特に痛みを訴えていない。我慢強いのだ。
辻堂犬猫病院の堀先生に電話で相談をする。
「そうですか。。。やっちゃいましたか」と珍しく落胆した口調だ。
末期癌のエルに外科的処置は無理だ。
骨折部が自然に癒合することはないという。
神経や血管の損傷、筋肉の血行障害、筋肉や骨部の壊死が起こる。
血液凝固防止材、エリスロポエチン、輸液の器具を送ってもらって、
自宅でできるだけの対応をすることにした。
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