2017年12月30日土曜日

ピタッとくる。

撮影日時:2009年12月15日火曜日 11:47 エル10才(闘病2年目)




エルの頬、耳の下をなでる。

僕の手とエルの顔。
まるであつらえたパーツのようにぴったりフィットするのだ。



夢。

エルがぴったりくっついて丸くなって寝ている。
シャンシャンが母親パンダに背中をくっつけてるみたいに。
安心するんだよね。お互い。

2017年12月26日火曜日

暖かい部屋。

撮影日時:2009年12月15日火曜日 11:27 エル10才(闘病2年目)




冬は南向きの窓からの日差しが心地いい。
オレンジ色のフリース・セーターのエルは暖かいだろう。

ドッグ・ベッドは特等席に。
赤い厚手のウールのひざ掛けが敷いてある。

ソファーもエルのためにウールの毛布を敷いた。
背中にかけるフリースも置いてある。

2017年12月24日日曜日

窓の外は一面の灰色だった。

撮影日時:2008年12月27日土曜日 12:50 エル9才(闘病1年目)




9年前の今頃の写真。


日本動物高度医療センターのラウンジ。座ってるのはエルママ。
エルは検査中で僕たちは待っているところだ。


免疫療法を始めて一ヶ月。
この日、触診でエルの鼠蹊部にしこりが見つかった。

最初の手術から10ヶ月で転移?
転移率5%の腫瘍なのに。放射線も抗がん剤もやったのに。



僕たちは不安で押しつぶされそうだった。
窓の外の景色は一面に灰色に見えた


病理検査の結果は腫瘍とは認められず。
僕たちはホッとして帰路についた。

しかし年明けの中旬、辻堂犬猫病院での再検査で転移と判明。

2017年12月21日木曜日

免疫療法の是非(2)

撮影日時:2010年11月27日土曜日 16:01 エル11才(闘病3年目)




活性リンパ療法ができる動物病院は限られていた。
エルが通ったのは日本動物高度医療センター。
東名高速を飛ばして片道1時間かかった。

そして高額だった。
当初は1回54,500円、後半は67,500円に値上がりした。
月に2回。
これで効果がないとしたら本当に浪費である。


でも僕は人生で一番いいお金の使い方をしたと思っている。
効果の是非はともかく。通うのも大変だったけど。

エルがピクニック気分で楽しんでいたからだ。
治療後に河川敷を三人で歩いた時間はかけがえのない思い出。


こんなに嬉しそうな顔をしてるんだからね(^^v)

2017年12月19日火曜日

免疫療法の是非(1)

撮影日時:2010年11月27日土曜日 15:56 エル11才(闘病3年目)




近年、免疫療法の効果の真偽性が問われている。
明らかに怪しげな癌商法も多い。


僕は獣医師が効果を認めているもの、製薬会社の治験データ
があるものは信じた。
エルが受けた活性リンパ療法はこの時点では先端治療だった。

それが最近は効果を疑問視され、大病院(人間の)が高額な治療費
で行っているのはいかがなものか、と叩かれている。


確かにT細胞を活性化、増やしてもその腫瘍をちゃんと攻撃できて
いるのか、確証性はない。それは最初から納得していた。

それでも「できればやった方がいい」獣医師推奨治療だった。

5年4ヶ月という異例の延命も「活性リンパ療法」が功を奏した、
と先生たちも言っている。
腫瘍を叩けたかどうかはともかく、抗がん剤や放射線で低下した
免疫力の回復、二次感染を防ぐ意味はあったと思う。



写真は治療後のエル。
右前脚には点滴針後のバンテージがまだ巻いてある。

2017年12月17日日曜日

冬の赤。

撮影日時:2010年11月27日土曜日 15:59 エル11才(闘病3年目)




同じく多摩川の河川敷で。

赤いフリースのコートと赤いビヨルキスのカラー。
それぞれ黒い縁取りとラインが効いている。


フリースのコートにはエルの毛がくっついている。
 ↓
そのまま保存してあります(^^)

2017年12月14日木曜日

遠景。

撮影日時:2010年11月27日土曜日 15:58 エル11才(闘病3年目)




あえて土手の上から河川敷を走るエルを狙ってみた。
被写体は小さくなるが、広がりと遠近感が表現できればと。


こちらを見ながら走るエルは♪♪♪でリードを咥えている。

2017年12月11日月曜日

がんばったご褒美。

撮影日時:2010年11月27日土曜日 16:01 エル11才(闘病3年目)




日本動物高度医療センターで免疫療法を受けた後。

三人で多摩川の河川敷を歩くのをエルは楽しみにしていた。
がんばって治療を受けたご褒美だもんね。


土手の上の子供は今は高校生くらいだろうか。
西松屋の看板が懐かしい。
遠くに見えるタワーマンションも今は増えていることだろう。

2017年12月8日金曜日

ドライヤー。

撮影日時:2010年10月23日土曜日 11:37 エル11才(闘病3年目)




散歩の後、洗ってタオルドライした肉球をドライヤーで乾かす。
それからパウワックスを肉球によく擦り込む。


犬だって美貌の秘訣は毎日のケアです(^^v)

2017年12月5日火曜日

名前を呼ばれても。

撮影日時:2010年10月19日火曜日 14:07 エル11才(闘病3年目)




辻堂海浜公園でランチタイム。

エルちゃん♡と手を握られてもエルは僕しか見ていない。

2017年12月2日土曜日

ピクニックるんるん♪♪♪

撮影日時:2010年10月19日火曜日 13:47 エル11才(闘病3年目)




パロちゃんと辻堂海浜公園へ。

クロスした前脚がかわいい。



一昨日の夢。

エルが僕に会いに来た。誰かに連れられていたと思う。
「明後日また会えるよ」と僕が言うとエルは嬉しそうな顔をした。

二日後、何かが起こるような気がしたけど何もなかった。
とにかくエルに会いたい。

2017年11月29日水曜日

住宅展示場の空き地。

撮影日時:2009年11月3日火曜日 10:48 エル10才(闘病2年目)




展示ハウスはよく入れ替わる。
しばらく更地にして休日のイベント・スペースに使われることも。

エルにとっては恰好の休憩場所だ。

2017年11月25日土曜日

いろいろな色に思い出が散りばめられて。

撮影日時:2008年11月2日 日曜日 13:11 エル9才(闘病1年目)




グリーンのアメリカンアパレルのフーディーはエルの毛がいっぱい。
いつもエルとくっついていたからね。

エルママのラズベリー色のスカッフ。
エルのお気に入りだった鴨のぬいぐるみの緑色とグレー。

いろいろな色が懐かしい。

2017年11月22日水曜日

丘の上でなぜか上機嫌。

撮影日時:2009年11月1日日曜日 9:57 エル10才(闘病2年目)




いつもの公園の少し小高い丘の上。
公園が一望できる。

以前はここにもクローバーが一面に咲いていた。
なんだか嬉しくなったエル。

2017年11月19日日曜日

秋の長雨は緑のレインコートで(2)

撮影日時:2008年11月13日木曜日 エル9才(闘病1年目)




エルに合わせて僕はウールリッチのマンテンパーカー。
1983年か1984年に買ったもの。物持ちがいいのだ。
エルとお揃いで着るために引っ張り出してきた。


エルは自分のリードを咥えている。
うれしい時によくやる仕草だ。

2017年11月16日木曜日

秋の長雨は緑のレインコートで(1)

撮影日時:2008年11月13日木曜日 エル9才(闘病1年目)



グリーンのレインコートはL.L.Bean製。
軽くて機能的。さすが、アウトドアメーカー。

そうえいばL.L.Beanのカタログにはよくゴルやラブが登場するね。

2017年11月13日月曜日

ウォーターレス・シャンプー。

撮影日時:2012年10月23日火曜日 10:48 エル13才(闘病5年目)




左側に映ってるA.P.D.C.のウォーターレス・シャンプーは重宝した。
水で流さなくても洗える犬用のドライタイプのシャンプーだ。


おかげで寝たきりのエルの体をいつもさらさらできれい。
オーガニック・ハーブのやさしい香りは今でも記憶に残っている。

2017年11月10日金曜日

家族の時間(5)

撮影日時:2012年10月14日日曜日 11:57 エル13才(闘病5年目)




寝たきりのエルを囲んで。

エルがいつでも家族の真ん中にいた。

2017年11月7日火曜日

家族の時間(4)

撮影日時:2012年10月13日土曜日 13:04 エル13才(闘病5年目)




寝返り用ドッグベッドが部屋の真ん中に二つ並んでいて。
ペットシートが両方に敷いてあって。

そこにエルがいて僕たちがいて。。。この光景が懐かしい。

2017年11月5日日曜日

食後の誤嚥防止。

撮影日時:2012年10月12日 12:16 エル13才(闘病5年目)




強制食餌の後は誤嚥防止のため、少し頭を高くして寝かせた。
テンピュールの枕はエルのお気に入り。

2017年11月3日金曜日

いつでも駆けつけます。

撮影日時:2012年10月11日 14:05 エル13才(闘病5年目)




エルを部屋の真ん中に寝かせた。
いつどこからでも見えて、すぐエルの元に駆けつけられるように。


ペットシートは必需品。毎日の使用量は半端なかった。

2017年10月31日火曜日

ドッグベッドを並べて一緒に寝る。

撮影日時:2012年10月09日 16:45 エル13才(闘病5年目)




ティーグリーン色のベッドを並べてエルの隣に横たわる。
なんだか芝生でごろんとくつろいでるみたいでリラックスできた。

2017年10月29日日曜日

オリーブ色の思い出。

撮影日時:2012年10月09日 10:19 エル13才(闘病5年目)




エルはオレンジ、イエロー、レッドなど暖色系が似合った。
カラーやリード、コートもそういうビタミン色が多い。


エルの寝たきりにの時期は抹茶色のドッグベッドを二つ並べていた。
だからオリーブ色=最後に一緒に過ごしたエルの色のイメージ。

2017年10月27日金曜日

膝枕。

撮影日時:2012年10月8日月曜日 16:45 エル13才(闘病5年目)




膝枕で僕に甘える。
シリンジと計量カップが見える。犬用ポカリを飲ませた後だ。


肩に転移した腫瘍はどんどん大きくなってきた。

2017年10月25日水曜日

寝たきりでもご飯催促(2)

撮影日時:2012年10月8日月曜日 16:32 エル13才(闘病5年目)




写真なんか撮ってないで早くご飯〜のアピール(^^)



夢。

昼間、僕は風呂に入っている。バスタブで少し寝てしまったようだ。
エルがお昼ご飯の催促に来た。
生前と同じようにドタバタしてフンッ!と横っ飛びしてアピールしてる。
「待ってね、今用意するから」と僕はバスタオルを取った。

2017年10月23日月曜日

寝たきりでもご飯催促(1)

撮影日時:2012年10月8日月曜日 16:29 エル13才(闘病5年目)




キッチンからいい匂いが。。。
エルはご飯が気になってしかたない。

2017年10月21日土曜日

家族の時間(3)

撮影日時:2012年10月8日月曜日 15:10 エル13才(闘病5年目)




エルのベッドはティー・グリーン。
窓の外もグリーン。ソファーも僕のTシャツもライト・グリーン♪

エルのベッドは二つ並べて寝返りを打たせやすいようにした。

2017年10月19日木曜日

家族の時間(2)

撮影日時:2012年10月8日月曜日 14:55 エル13才(闘病5年目)




エルはカメラではなく僕の方を見る。
僕がカメラの方に回るとエルもくるっと顔の向きを変える。

2017年10月17日火曜日

家族の時間(1)

撮影日時:2012年10月8日月曜日 14:54 エル13才(闘病5年目)



5年前の秋、家族に残された時間を記録しておこうと思った。
セルフタイマーで撮影。


エルは寝たきりになってからも笑わせてくれた。

2017年10月14日土曜日

遠いよ〜(ノ_・。)

撮影日時:2012年7月12日木曜日 10:4  エル13才(闘病5年目)



エルの脚が曲がらなくなってきた。5年前の夏のことだ。
クルマの後部席で横になるのが難しい。

荷室に寝かせることにした。
リアシートを倒してキャンプ用のシュラフを敷く。


写真は運転席から荷室のエルを撮ったもの。
エルは「なんか遠いよ〜近くに来て〜」と目で懇願している。

2017年10月11日水曜日

目と目で通じ合う。

撮影日時:2008年6月12日木曜日 18:05  エル9才(闘病1年目)




散歩中。僕にくっついて休む。
「エル」と呼ぶと見上げた。



最近見たエルの夢( ˘・˘ )zzz まとめて↓



夢。

僕は何か食べている。
たぶんハーシーズのキスチョコだと思う。
形がエルのウンチにちょっと似ていた。

エルは横で座り、ひたむきな目で僕を見つめる。
「これはエルにはあげられないよ」と僕。
(犬はチョコレートで溶血性貧血になるので禁忌です)

「エルのご飯をあげなきゃね。それから散歩に行こう」
と僕はエルに話しかけている。
エルはまっすぐ僕を見つめ話を聞いている。



夢。

知らない中年の男がエルを散歩に連れて行った。
某紳士服チェーン店がなくなって空き地になっている。
エルはそこでオシッコをすると早々に帰ってきた。



夢。

エルが点滴を受けている。

僕はエルの頭をなでている。
「ハチミツをあげるね。血糖値が上がるよ」と言っていた。



夢。

病院から帰ったところだ。エルを家に入れる。

ブルーのデイバッグから古いLPレコード(CSN&Y)を出し、
ジャケットにリセッシュを吹きかける。
ビン詰の緑色の液体(エルのために買った輸入健康食品)に
混ざってしまい、あ〜失敗したと後悔する。

時計を見ると11:58。エルがじーっとこっちを見ている。
エルのご飯の用意をしなきゃ。



夢。

エルママがエルを散歩に連れていくところだった。
僕は窓から見送る。

エルは元気良く外に出たが、角を曲がる前リードを咥えて
立ち止まり、僕の方を振り返る。
お父さんは来ないの?と言っているのだ。



夢。

テーブルの下でエルが腰を落としてウンチ・モードに入る。
僕はペットシートをつかんで駆けつけた。

が、広げる余裕はなく裏のブルー地の方をお尻の下に敷く。
床も少し汚れてしまった。

でも僕は「いい子だねー」とエルを褒めてあげた。



夢。

なぜか僕は軍隊にいる(ありえない)。

エル(少しシェパっぽい)が大きな布のシートの下で穴を掘り出す。
(エルは外でこういうことをしない子だった)
他の隊員たちが何事か?と集まってきた。

2017年10月7日土曜日

写真とは光と戯れること(3)

撮影日時:2007年9月28日金曜日 9:36 エル8才




逆光がやさしくエルを包む。

エルのふわふわの毛に顔を埋め匂いを嗅ぐのが好きだった。
できることならエルの毛の一本になりたいと思った

2017年10月4日水曜日

写真とは光と戯れること(2)

撮影日時:007年9月28日金曜日 9:34 エル8才




試し撮りの続き。この写真も好き。

逆光でエルのやさしい毛が輝いている。



前脚をそろえて顎を乗せる。エルのお得意ポーズだ。
この目がたまらない。

2017年9月30日土曜日

写真とは光と戯れること(1)

撮影日時:2007年9月28日金曜日 9:31 エル8才




新しいデジカメで試し撮りをした時の写真。
僕のお気に入りの一枚だ。

雨戸とカーテンで窓を半分隠し、強い日差しを遮っている。
それが功を奏してエルにやさしい光が回り込んでいる。


あるフォトグラファーが「写真とは光と戯れること」と
言っていたが、その意味がやっと分かったような気がした。

2017年9月28日木曜日

STAR ELLE★

撮影日時:2012年10月7日日曜日 8:56 エル13才(闘病5年目)




STAR ELLEのマグカップはエルママ友達からのプレゼント。
エルが寝たきりになって一ヶ月が過ぎた頃の写真。 


朝、目が覚める。 
もうエルの散歩に行かなくていいんだなと思う。 

重労働だった介護散歩はあっという間に終わってしまった。 
こんなこといつまで続くんだ、もう限界、いっそのこと寝たきり
の方が楽か、 とぼやいたことを悔やむ。 

それから思う。うつむいている顔をあげよう。 
エルはまだ生きてるし、今日もやることはいっぱいある。 

そう思えるだけで幸せだった。

2017年9月25日月曜日

ボディー・ランゲージ

撮影日時:2012年9月25日火曜日 13:17 エル13才(闘病5年目)




エルは寝たきりという状況を受け入れてすぐ適応していた。 
いろいろボディー・ランゲージでアピールする。 

お水が飲みたい(舌をペロペロ)、寝返り打たせて(前足バタバタ)、 
なでなでして(前足をそろえ身をよじる)、そばに来て(ジーッと見る)、
ウンチ(尻尾をパタン)、 ありがとう(顔をいっぱいなめてくれる)。 


膀胱圧迫排尿は難しかったが、二人でコツを習得した。
肛門マッサージでウンチを出した。

2017年9月23日土曜日

犬用ポカリ(2)

撮影日時:2012年10月14日日曜日 12:03 エル13才(闘病5年目)




寝たきりの犬に水を飲ませるのはけっこう難しい。
阿吽の呼吸が必要だ。下手したら誤嚥の恐れもある。


ピュッと水を挿す。
ピチャピチャピチャ。エルが舌をうまく使って飲む。

しばらくはこの方法でうまく行った。

2017年9月22日金曜日

オレンジ色のシリンジ。

撮影日時:2012年9月17日月曜日 13:05 エル13才(闘病5年目)




シリンジはエルによく似合うオレンジ色を取り寄せた。

小さい方は犬用ポカリを与えるためのもの。
大きい方は固形のご飯が食べられなくなった時の流動食用。

計量カップも取っ手がオレンジのものを選ぶ。

こんな時でも(こんな時だからこそ)色にこだわりたい。


二つともまだ食器棚にあり、見るたびに懐かしく思う。

2017年9月19日火曜日

犬用ポカリ(1)

撮影日時:2012年9月15日土曜日 12:56 エル13才(闘病5年目)




寝たきりのエルは自力で水を飲めない。
犬用ポカリをシリンジで与えることにした。

エルも一生懸命、飲んでいる。

2017年9月17日日曜日

手作りご飯のレシピ。

撮影日時:2012年7月28日土曜日 20:32 エル13才(闘病5年目)




エルが命をつないだエルママ特製ご飯の作り方。

いろいろな食材のカロリー、蛋白、脂質、 リンの含有量を調べる。
エクセルでシミュレーションして処方食の成分表に近づける

ハーブ豚のひき肉、ご飯、ニンジン、かぼちゃ、とうもろこし、キャベツ、 
ジャガイモとさつま芋にトマトとゴボウを少々加えてコトコト煮込む。 
フードプロセッサーでカレー状にして柔らかめに炊いたご飯にかけ完成。

1〜2日分をまとめて調理し、回数分(1日4回)のお皿に分けて冷蔵。
それをレンジでチンしてから食べさせる。


お腹の調子、血液検査の結果を見ながら使う食材、量は見直した。
豚肉を鶏肉に変えたり、鯖を混ぜたり。日々、カイゼンしていた。

2017年9月15日金曜日

寝たきりご飯。

撮影日時:2012年9月22日土曜日 12:34 エル13才(闘病5年目)




寝たきりのエルにご飯をあげる。


エルはこの年の7月中旬に処方食を口にしなくなった。
そこでエルママが奮起。おいしい手作りご飯を作ってくれた。

これはすごい勢いでがっついて完食♪ 


寝たきりになってもエルママ特製ご飯は喜んで食べてくれた。

2017年9月12日火曜日

天国でも雷⚡︎はこわいのかな。

撮影日時:2009年7月31日金曜日 21:08 エル10才(闘病3年目)



今日は激しい雨と雷。

洗面所に行くとふわ〜っとエルの匂いがした
どうやら来ていたらしい。



生前のエルは雷ビビり娘でいつも洗面台の下に逃げ込んだ。
なぜここが安全なのか?はさっぱり分からない。

チャーリー・ヘイデンのベース音が響くCDをかけて雷鳴をごまかし、
僕は洗面台の下でふるえるエルをなでながら安心させたものだ。
明け方まで添い寝したこともある。

2017年9月11日月曜日

カラフルなランチョンマット。

撮影日時:2012年9月15日土曜日 12:30 エル13才(闘病5年目)





寝たきりのエルにご飯を食べさせると口の周りがベトベト。

下に敷くきれいな色のランチョンマットを買った。
カラー、リード、コートと同じGeorgeのものだ。


塩ビにコーティングしたものだが、表面が擦れてしまった。
それだけ使い込んだ、ということかな。

2017年9月9日土曜日

真っ暗やみからの生還。

撮影日時:2012年9月12日水曜日 14:11 エル13才(闘病5年目)




発作から10日目に撮影。
その間、写真を撮る余裕すらなかったのだろう。


<深夜の病院から帰宅してからの経緯>
発作は断続的に続いた。悲鳴のような声。呼んでも反応なし。
処方された座薬(ダイアップ)を投与すると収まる。

<二日目>
ときどき意識が戻るようになり、僕を目で追う。 
瞳にまた光が宿り表情が出てきた。


エルは光のない世界に取り残され怖かったのだろう。
遠くで呼ぶ僕の声をたどり、やっと戻ってきたのだ。

半身を起こせるようになったが、二度と立つことはなかった。

2017年9月6日水曜日

発作。

撮影日時:2012年9月2日日曜日 8:59 エル13才(闘病5年目)





この写真の14時間後に発作が始まった。 


夜、右前足を突っ張ってもがきヒーン!と悲鳴をあげる。
目をむいて口は半開きで、苦しそうに喘ぐ。

肩に転移した腫瘍が筋層、骨に浸潤したのか。。。 

深夜0時に近かったが、辻堂犬猫病院に電話した。
激しい雷雨の中、病院までクルマを飛ばす。


先生「脳転移による意識障害です。お父さんを見ないでしょ?」
確かに。呼んでも反応しない。
いつもなら僕ばかり見てるエルの目は虚空を睨んだままだ。


「突然来るんですね」と僕は消沈して言う。

先生「突然ではありませんよ。 長い間がんばって来ましたから。
もう覚悟してください。治療は捨て緩和に切り替えるべきです」 

「分かってます。頭では分かってるんです。 
でもね、先生。心がなかなか受け入れてくれないんです」
そう言うと、涙が溢れそうになった。 

2017年9月3日日曜日

脚が動かなくても一緒に歩きたい。

撮影日時:2012年8月11日土曜日 6:12 エル13才(闘病5年目)




早朝6時。いざ、介助散歩へ。
エルのうれしそうな表情。

脚が動かず痛かっただろうに。
それでも一緒に歩きたかったのだ。


玄関の前には戻った時にエルを寝かせて脚を洗うためのベンチ、
ジョウロ、ハンドソープ、脚を拭くタオルがセットしてある。
映っていないが、日よけ用の大きなパラソルも立ててある。

2017年9月1日金曜日

あの手この手で工夫してみる(2)

撮影日時:2012年7月9日月曜日 11:11 エル13才(闘病5年目)




いろいろ考え探した末、コールマンのフォールディングベンチを購入。
エルを寝かせた時にナイロン地の座面がやさしくしなる。
大きさもちょうどいい。
この姿勢のまま足を洗うのでエルは楽ちんだ。


ベンチに寝かせたエルの足を洗いながら夕焼けを見た日々が懐かしい。

2017年8月31日木曜日

あの手この手で工夫してみる(1)

撮影日時:2012年6月25日月曜日 11:54 エル13才(闘病5年目)




エルは自力で玄関で立っていられない。
タープ用のロープでハーネスを支えてみることにした。

この頃は四六時中、エル用の新兵器を探していたっけ。



夢。

リビングの玄関に通じるドアの前。
エルは僕を見て「フゥーン」と何か要求したげに横っ飛びする。


「お水飲むか?」と僕はスレンレス製水入れを手にする。


2017年8月30日水曜日

介助散歩(3)

撮影日時:2012年8月12日日曜日 6:39 エル13才(闘病5年目)





階段の上り下りはできないので抱っこ。
エルもそのつもり。
ここから先は抱っこしてね、と僕に委ねていた。

かつて28kgあったエルの体重は24kgを切っていた。
それでも重い。僕もこのこの頃は激痩せしてた。

2017年8月27日日曜日

介助散歩(2)

撮影日時:2012年8月12日日曜日 6:24 エル13才(闘病5年目)



小柄なエルママに代わってもらったが、やっぱり大変だった。

エルママのビルケンシュトックはエルのハーネスに合わせて新調。
やはりこの夏だけになってしまった。


5年前だったんだなあ。
ついこの間のような気もするし、遠い過去のような気もする。