2015年11月19日木曜日

最後の手術。

撮影日時:2012年11月15日木曜日 11:30 エル13才(闘病5年目)




3回目の手術の前。

意識障害の発作以来、エルは寝たきりになっていた。
手術はリスクが大きすぎる、と言われた。

でも拳大になっ右肩の転移巣がいつ破裂するかわからない。
悩みに悩んだ末、手術を決めた。



病院の駐車場で呼ばれるのを待つ。
車のラゲッジスペースにエルを寝かせてある。

だいじょうぶだよ、とエルに話しかける僕。

チェックのネルシャツに袖を通すたびにこの日のことを思い出す。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

エルちゃんも、今の自分の置かれている状況が分かるのか、
緊張したような顔していますね。
もっとも、体調もずいぶん苦しい状況だったのでしょうね。

イエロードッグさんを見つめるまなざしが真剣そのものに感じます。

一昨日から、また、ジャズパパと本格的散歩(運動のため)を始めましたら、
葉月とジャズのお散歩コースですから、そこここの場所で、葉月がこんなことした、
ジャズがこうだったねと話ながらのお散歩になります。
速足なので、ちょっと息切れしながらですが、こうして歩くと、葉月とジャズの話が、
湧き出てきますね。

イエロードッグ さんのコメント...

>Mary Ppmさん

エルも不穏な空気をなんとなく分かっていたようです。
先生は、思ったよりエルの表情が明るいのでこれなら手術できそうだ、
と言ってました。
でもストレッチャーで処置室に運ばれて行く時エルは困った顔でじーっ
と僕を見つめていました。

検査の後、不整脈が出ていることを告げられました。
本来は手術の対象外です。
でも今までの経験でこの程度の不整脈で手術が成功しなかったことはない、
と言う先生に賭けてみることにしました。
ぎりぎりの決断です。

お散歩コースを歩くと思い出がいっぱいですよね。
僕は家の半径2km以内いたる所にエルと自分の幻を見てしまいます。
角を曲がるとひょっこりもう一人の自分とエルに出くわしそうな錯覚。

お二人とも速歩で歩くんですね。えらいなあ。
エルママは競歩みたいに早いので痩せましたがが、僕はたらたらエルの
ペースで歩くのでちっとも運動にならない。
エルの介護の時と比べて12kgも太ってしまいました(汗)
かなりまずいです。