2016年2月28日日曜日

働く人、休む犬。

撮影日時: 2009年2月28日土曜日 12:08 エル10才(闘病2年目)




この写真も日本動物高度医療センターのロビー。
椅子の下にカメラを低くかまえて撮っている。

後を足早に通る佐川急便の人と動かないエルが対照的でおもしろい。


動物病院は医薬品や処方食や医療器具の配達がすごく多い。
先生も看護師さんも宅配便のドライバーもみんな働いているのだ。


エル姫のお仕事は、食べて寝て甘えること (^_^)
飼い主の側に長くいられるように腫瘍と闘うのも立派なお仕事です。

2016年2月23日火曜日

ロビー。

撮影日時: 2009年2月28日土曜日 12:18 エル10才(闘病2年目)




日本動物高度医療センターのロビーで待っているところ。
奥のエレベーターのドアに小さく僕たちの姿が映ってる (^_^)


エルはこれから活性リンパ球療法を受ける。
採取し培養したT細胞を点滴で体内に戻すのだ。

ちびエルたち(T細胞)が増えているといいね。

2016年2月20日土曜日

強い強い抗がん剤。

撮影日時: 2009年2月13日金曜日 11:37 エル10才(闘病1年目)




2回目の手術の2週間後、2つ目の抗がん剤治療が始まった。

今度の薬は強い。副作用もきつかった。でも効果も大きかったと思う。


写真はその一回目。辻堂犬猫病院の面会室で時間をかけて点滴中。
オレンジ色の輸液バッグがその抗がん剤(アドリアマイシン)。

エルは飽きてしまって「ね~、まだぁ?」と目で訴えている。

2016年2月17日水曜日

自撮り。

撮影日時: 2009年2月10日火曜日 9:47 エル10才(闘病1年目)




2回目の手術が終わって10 日くらい経った頃のツーショット。
手を伸ばしてカメラのレンズを反転させて液晶画面を見ながら撮影。

あれ?エルの鼻に藁みたいなものがくっついてるぞ(笑)

2016年2月14日日曜日

無言の抗議。

撮影日時: 2009年9月25日金曜日 14:56 エル10才(闘病2年目)




クルマの中で抗がん剤を点滴中。

これは3つ目の抗がん剤、カルボプラチンだ。
この薬の副作用でエルは慢性腎不全になってしまう。
やらなければよかった。


エルは僕に背中を向けて無言の抵抗をしてる。
早く家に帰りたいのだ。

背中の毛並みがかわいい。折れ曲がった耳もかわいい。

2016年2月11日木曜日

困り顔。

撮影日時:2002年3月2日 土曜日 エル3才




犬はよく困ったような表情をする。

何に困ってるのかよく分からない(笑) 
でもかわいい。

これは「早く散歩したいのにまた撮影か〜」の困り顔かな?

2016年2月8日月曜日

片岡義男的な水の飲み方の美学。

撮影日時:2007年1月13日土曜日 12:32 エル8才




片岡義男氏の小説の主人公はジーンズに白いTシャツでバイクを走らせる。
彼は人気のない夕刻の小学校の校庭にバイクを乗り入れ、水飲み場の蛇口
をひねり勢い良く流れる水を飲む。決してコップなんぞは使わない。


最近は公園でも、押すとドバッとすごい水圧で短時間だけ流す蛇口が多い。
手のひらで水を貯めて飲ませようとすると、エル姫の美学に反するらしく。
どうしてもしたたり落ちる水を豪快に飲みたいらしい。

変な子(笑)

2016年2月5日金曜日

桜餅。

撮影日時: 2008年3月15日土曜日 13:09 エル9才(闘病1年目)

桜餅(仙太郎の)を食べた。この時期になると春が待ち遠しい。





写真は8年前。最初の手術の10 日後。暖かい日だった。
エルは「どこか連れてって」とおねだりするくらい元気になっていた。

そこで大磯の新杵で桜餅を買って城山公園でプチ・ピクニック。
(エルにはあんこだけ少しお裾分け)
エルの右目が赤いのはホルネル症候群のためだ。


翌日、状況が一転した。元気が無くなりご飯も食べない。
夜、黒褐色のウンチ。さらに夜と真夜中に黒褐色の液体を嘔吐。

病院に連れて行くと赤血球値が著しく落ち危険な状態とのこと。 
ピロキシカム(注)という薬の副作用で消化管から大量出血しているらしい。


緊急輸血をすることになった。

病院のドナー犬から400cc血をもらう。
それでも改善しない。ドナー犬の当てがなく焦る。

知人の紹介でグレートデンとピレネーの飼い主さんが駆けつけてくれた。
3日間輸血してエルはやっと回復した。

2016年2月1日月曜日

もし生きてたら。。。

撮影日時: 2008年7月14日月曜日 18:44 エル9才(闘病1年目)





今日はエルの誕生日。生きてたら17歳。

今は冷たい雨が降る日の散歩も行かなくていい。
1日4回ご飯を食べさせる必要もない。
膀胱圧迫も排便もしなくていい。
輸液も注射も投薬もない。
好きな時に友達と会える。
買い物にも行ける。
自分の治療にも専念できる。
夜中に起きなくていい。
ギターも弾ける。

制約がなく自由であることがなんと寂しいことか。