散歩から帰って来たら、濡れ縁にクロちゃんが座ってた。
この写真の時、横にいたエルはウ〜ワンワンと怒っている。
クロちゃんは立ち上がり出て行った。
一度ふり返り、うっせえな、というようにエルを睨む。
その太々しさが好きだった。
クロちゃんというのは僕らがかってに付けた愛称だ。
本当の名前があるのかどうか知らない。
野良だから、色々な家で色々な呼ばれ方をしてたのだろう。
黒猫だが近くで見ると茶色が混じってきれいな子だった。
紫陽花の根元、玄関、隣家の物置の上、お向かいのボイラー室の上。
快適な場所をよく知ってて昼寝をしていた。
体が大きいわりに動きは敏捷である。
塀から木に軽々と飛び移るのを見てはお見事!と拍手してた。
どんな形にせよ、エルが関わった子は思い出深い。
そして、あの時そこにエルがいたんだなあ、と懐かしく思う。
今日、4月1日は初めてエルと出会った日。
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