2015年2月21日土曜日

どうか良性でありますように。

撮影日時:2008年2月23日  土曜日 22:15 エル9才(腫瘍発覚)




エルのお尻には手のひらにすっぽり収まるくらい大きな痼りがある。

長い毛で隠れてしまっているので写真を見ても分らないだろう。
実際に毎日見てる僕ですらずっと気づかなかったくらいだ。


この写真の2日前、エルのお尻の痼りに気づく。
翌日、病院に駆け込んで検査をしたところ腫瘍だと言われた。

生体検査の結果、悪性腫瘍を宣告されるのはこの写真の2日後。

この日はまだ望みを持っていた。
どうか良性でありますように。。。。


不安で押しつぶされそうな僕をエルは澄んだ瞳で見上げている。
これから5年4ヶ月も闘病が続くことをエルも僕もまだ知らない。

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

イエロードッグさんのドキドキ感が伝わってきました。
わが子と同じですからね。
何も知らないエルちゃんのこの純粋な目で見つめられると、
たまらなく愛おしくどうやって応えてあげればいいんだろうと
不安でいっぱいになりそうですね。

私も、葉月やジャズとスキンッシップする時に体中を
触るようにしていましたが、お尻のあたりはついついおろそかに
なってしまいます。
葉月は、前足の脇下に大きなしこりができて、幸いにも悪性では
ありませんでしたが、手術して摘出しました。
その前には、脇腹のしこりも撮りましたし、今から思うと手術で
大きなダメージを与えて、その後の葉月の健康に異常が
きたしたのではないかと思います。
何もしなければ、わずらわしいしこりがあっても、あと2-3年
一緒に過ごせていたかもしれません。

イエロードッグ さんのコメント...

>Mary Ppmさん

エルは僕の心中が分るのでしょう。
お父さん、どうしたの?と言いたげな表情です。
診察室で先生の説明を聞きながら僕の顔が曇って行くのを
エルはとても気にしていました。

お尻は盲点でした。
顔、首、お腹、背中、四肢、脇はいつも撫でながら気をつけて
いたのですが。。。
お尻の下の方って触る機会がないんですよね。
おまけにエルのお尻は完全にゴールデンでふさふさの長い毛で
覆われているからちょうど見えないんです。

しばらく前からお座りすると何か気になるらしく立ち上がって
座り直すことが何回かあって変だなあと思ってはいたんです。
2ヶ月前に見つけた顎脇の痼りが腫瘍じゃなくてホッとしていた
矢先でしたが、それで油断していたのかもしれません。
その一年前にも耳の黒い痼りを見つけ局所麻酔で取ってもらった
経緯があるので、見落とすことはないと思っていました。

葉月ちゃんもジャズちゃんも幾度か危機を乗り越えましたね。
麻酔は適切に投与していれば内機能へのダメージがあったと
しても一時的だと思いますよ。

ナオ さんのコメント...

イエローラブの無表情ともとれる、心の声で話しかけている表情、好きです。
眼なざしは凛としてるのです。本人は腫瘍の心配はしてなくて、病名を不安がっている
飼い主の気持ちをうかがっているのですね。
私もビオラの肥満細胞腫の心配ばかりしていて、毎日身体中をさわりまくっていた。
しかし口の中のしこりには気付かなかった。歯磨きを、目で確認せずに指の感覚だけでササッとやっていたせいです。
ガーン!という殴られた瞬間でした。悪性度の強いものではなく、観察ということですが、最後のあたりは
この大きくなった塊のせいで食べ物がおさまりにくくなったものです。

イエロードッグ さんのコメント...

>ナオさん

この段階では既に痛みや違和感はあったと思います。
犬は我慢強いからそんなそぶりは見せませんけどね。

エルは僕の不安な気持ちを察して「どうしたの?」と気づかって
くれています。

この二日後、月曜日に病理検査の結果が出ました。
同時に主治医から見放されました。他所へ言ってくれと。
その日中にいろいろな人に相談して横浜の病院に連れて行って
もらい、そこで辻堂の腫瘍専門医を紹介されます。

翌日、主治医の元に画像データーをもらいに行きました。
エルは留守番。
泣きながら運転したのを思い出します。
エルに悲しい顔は見せられないですからね。

ビオラちゃんは口に痼りができたんですか。
食べるのに支障が出るのは食いしん坊のラブには酷です。

ラブの死因の5割は腫瘍。
それを知ってたからいつも体をチェックしていました。
それでも盲点ってあるんですね。
お尻がラブの短毛だったらもう少し早く気づいたのに。。。