18年前の年の瀬。
温かい陽の当たる窓際。お気に入りのドッグベッドで眠るエル。
向いの大きな家は取り壊され、今は小さな建売住宅6軒になっている。
いつもエルを見守っていた赤い薔薇はまだ健在だ。昨晩見たちょっと不吉な夢。
日差しが入る窓側でエルは僕にくっついて寝ている。
出かけようと立ち上がり、カーテンを半分閉めドアの方へ歩く。
エルもさっと立ち上がり付いてくる。
「行っちゃうの」と不安そうな顔で僕を見上げる。
そのエルの背中にばっくり大きな穴が火口のように空いてる。
底に水が溜まっている。
雑菌が増えたりしないんだろうか。不安になる。
病院に相談した方がよさそうだ。とにかく今日は仕事を休もう。
エルを撫でて安心させた。
日差しが入る窓側でエルは僕にくっついて寝ている。
出かけようと立ち上がり、カーテンを半分閉めドアの方へ歩く。
エルもさっと立ち上がり付いてくる。
「行っちゃうの」と不安そうな顔で僕を見上げる。
そのエルの背中にばっくり大きな穴が火口のように空いてる。
底に水が溜まっている。
雑菌が増えたりしないんだろうか。不安になる。
病院に相談した方がよさそうだ。とにかく今日は仕事を休もう。
エルを撫でて安心させた。